IRRC 株式会社アイリックコーポレーション

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アイリックの軌跡 2000年~2004年

FC制度開始 FC制度開始

CHAPTER_#01 CHAPTER_#01

FC制度はこうして始まった!

直営展開からFC展開へ

Q.FC制度を始めた経緯について教えてください

1999年~日本初の保険ショップ「保険クリニック」を展開する中で、「お客様がこのようなサービスを求めている」ということが、確信に変わりました。しかし当時は東京都内と埼玉県に2店直営店があるだけ。
「全国のお客様に広くサービスを受けていただくためにはどうしたらよいか?」と社内で議論を重ねました。
保険クリニックの事業を、自社で広域展開をするということも考えられたのですが、当社の社員は20数名の時代。リソースもなかったですし、対応できる人数もそんなにたくさんいるわけではなかったですね。

業界内での反応は厳しかった

Q.FC制度を始めたときの社内や保険業界の反応はいかがでしたか?

私が入社したときはこのFC制度が始まって半年後でしたが、周囲の反応が出始めた時期でもありました。
「お客様が来店ショップなんかにわざわざ自分から来るわけがない」という意見が一番多かったですね。
社内では、直営店で得たノウハウやシステムを他の代理店に提供するということに、否定的な人もいて「せっかく蓄積したノウハウを競合会社に教える必要はあるのか?」という意見もありました。
今ではそういうことがあったとは想像つかないですが、CSC事業部(現 保険クリニックFC運営部)発足から数年は、アウェーな雰囲気があったと思います(笑)

FC店の皆様には制度について粘り強く説明

Q.FC制度を始めてから、良かった点や苦労された点、努力された点などはありますか?

FC制度開始

そうですね、始めて良かったと思う点は大きく2点あります。
1つ目は、“保険クリニック”という保険ショップをフランチャイズ形式で全国に展開したことによってアイリックの店舗がなかった地域のお客様にも、「複数の保険商品を比較して、自分に合った保険を探す」という当たり前の体験をしていただける環境が広がったことです。今では、2,000店舗以上あるといわれている保険ショップの「初めの一歩」になれたことは、社員の誇りです。
2つ目はあるFC店様に「今まで、保険の営業をしていてお客様から『ありがとう』と言われた経験なんてなかったのに、保険ショップを展開するとこんなに感謝されるんですね」と感動されたことですね。保険に携わるということは、人の一生を支えることでもあります。そのことを再確認できたうれしい言葉でした。
逆に、そんな喜びに比べれば大したことではありませんが、FC制度の部署を立ち上げ当初は自分1人しかおらず、とにかく忙しく何でもやったという記憶がありますね。
同業の方々に保険ショップを展開していただくわけですので、元々は保険を売っているベテランの方々を相手に「こういうサービスをやっていきましょう」というところがあって、保険クリニックの理念とかコンサルティングのプロセスの意義とかをきちんとご理解いただくことはすごく重要でした。
売り方が変わるので、時間をかけて何度も繰り返しお話をしましたね。そういうところは努力した点です。
現在、保険クリニックFC運営部の規模は11名にまで拡大し、店舗もおかげさまで170店舗を超えました。今後もFC店様とともに地域のお客様に貢献できる店舗を作っていきたいですね。


※AS事業部は2018年7月にエージェントソリューション部に名称変更しました。
インタビューは2016年に行っています。